デジタル製品開発ガイド – コラボレーションを促進するには？ –
キーポイント
- 製品の開発プロセスでは、「アイデア出し→リサーチ→プロトタイピング→UIデザイン→検証→開発→発売」といった７つのステップがありますが、これらは直線的なプロセスではありません。
- 1つ目の「アイデア出し」に入る前に、ビジョンを導くための強力な戦略を構築する必要があります。「何を作る必要があるのか」や、その効果をどのように測定するのかを把握するということです。
- プロトタイプの作成は、最終的な製品に磨きをかけるために不可欠であり、正しい製品を開発しているかどうかを確認するために必要です。 製品開発 でもう一つ重要なことは、コラボレーションと透明性のあるコミュニケーションです。この2つをサポートするツールやチームモデルを選びましょう。
- プロセス途中、継続的な反復、要件と主要目標のバランスの見極めなどを含むいくつかの困難にぶつかるかもしれません。
49%もの企業が製品管理プロセスにおいて一貫性に従っていないことをご存知でしょうか？その結果、21％の企業が顧客ニーズを満たす製品を生み出すことに失敗しているということも不思議ではありません。
このガイドでは、お客様に長く使っていただけるデジタル製品を開発するために必要なことを説明していきます。まずは、製品開発とデザインのプロセスにおける重要な要素について説明し、製品戦略を構築する方法について説明します。また、プロトタイピングの正しいアプローチ、最高のチームの作り方、そして製品の可能性を最大限に引き出す方法についても説明します。
製品 開発 を理解する〜 製品 開発 への着実なアプローチ〜
製品 の開発・デザインプロセスを深く掘り下げる前に、まず、その背景を少し説明します。製品のライフサイクルとは、製品ごとに異なる「旅」を意味します。ライフサイクルは、主に5つのステージで構成されています。
- 導入期：製品を市場に投入し、潜在的な購買層（理想的な顧客像に合致する人々）に販売促進する段階。
- 成長：認知度が高まり、継続的に顧客数を増やしていく段階。この時期は、波に乗り、製品の潜在的な販売力を最大限に発揮している時期と考えることができます。
- 成熟期：製品がピークに達し、その能力をフルに発揮した時。この時期の目標は、幸運をできるだけ長く持続させることです。
- 衰退期：ユーザー数が減少し続ける時期。この段階では、市場から撤退するか、完全に再定義して生き残る努力をすることになります。しかし、それが1年後なのか、10年後なのか、100年後なのかは、さまざまな要因に左右される。
さて、これらのステップを理解した上で、製品を市場に出す前と、開発の初期段階について見ていきましょう。
製品開発 プロセス – 7つの主要ステップを解説
ネット上ではさまざまなアプローチ方法が紹介されていますが、製品開発プロセスで最も重要な要素を知っておくことが大切です。それは、以下の通りです：
ステップ1：アイデアを出す
その名の通り、アイデアを出し合い、ブレインストーミングを行うプロセスです。ここで重要なのは、チームで集まって、自らの創造性を解き放つことです。
ここでは、その手法のトップ3を紹介します：
- 問題分析：顧客のペインポイント、目標、課題を理解しようとする。
- ベネフィット構造分析：製品コンセプトの主要なベネフィットをまず特定し、どのアイデアが最も多くの項目を満たしているかを比較すること。
- SWOT分析：各アイデアの強み、弱み、機会、脅威を分析する。
ステップ2：リサーチ＆アイデアの選別
アイデアを絞り込んだら、次はリサーチです。特におすすめな方法は以下の通りです：
- 製品アイデアに対する市場の需要を確認するためのアンケート調査。
- PPCキャンペーンを行い、人々の興味を引きつけられるかや、クリックスルーを獲得できるかどうかをチェックする。
- ランディングページを作成し、ユーザーのサイト上での行動や、ソリューションに興味があるかどうかを確認する。
ステップ3：プロトタイピング
視覚的なコンセプトを生成する最初のステップです。プロトタイプには、ローフィデリティ（Lo-Fi）とハイフィデリティ（Hi-Fi）の2つの形式があります。ローファイプロトタイプは、レイアウト、ナビゲーション、インタラクティブ機能（ある場合）が非常に簡素化されています。視覚的な詳細がないため、素早く作成することができます。
一方、Hi-Fiプロトタイプは、より洗練され、インタラクティブ性、色彩、ブランディングを備えています。次のステップでご説明いたします。
ステップ4：デザインの詳細
ハイファイプロトタイプは、実際の製品がどのように見えるか、どのように感じられるかを忠実に再現します。ここで、市場にあるどの競合製品とも差別化を図ります。
UXPin Mergeのようなツールを使えば、デザイナーは、開発者によってコーディングされ構築された量産可能なコードコンポーネントを使用して、インタラクティブなデザインを作成することが可能です。
ステップ5: バリデーションとテスト
この段階では、製品コンセプトの最終的な検証を行います。最も良い方法のひとつは、ユーザビリティ・テストを行うことです。例えば、リモートユーザビリティテストを実施し、人々が与えられたタスクをこなす際の動きや製品へのコメントを観察することができます。また、インハウステストでは、ユーザーに自分なりの方法で製品を操作してもらうことができます。この場合の目的は、テスターに独立性を与え、彼らがどのようにソリューションを使用するかを確認することです。
ステップ6：開発
「開発者のハンドオフ」と呼ばれる伝統的なステップです。デザイナーが設計書や仕様書を渡し、ソフトウェア開発者がそれを使って現実のものにする。先に述べたように、デザイナーと開発者のコミュニケーションをより早く開始できるツールがあります。プログラマーがプロトタイプのコンポーネントから直接ソリューションをコーディングし、コードをコピー&ペーストできるように、UXPin Mergeでこのプロセスを実現します。
ステップ7：発売
最後に、Go To Market戦略を準備して製品を市場に売り出します。ここで、現実の統計やユーザーエンゲージメントの指標を分析し、アイデアを継続的に改善することができます。
上記の各ステージについて、より深く掘り下げたい場合は製品開発プロセスに関する記事がございますのでそちらを読むことを強くお勧めします。
効果的な製品開発に必要な「戦略」の策定
製品開発を成功させるためには、製品開発に関する行動と意思決定の指針となる戦略、すなわち青写真が必要です。戦略を立てる理由は主に3つあります。
- ビジョンを策定して伝える：自分一人で製品を作りたいのでなければ、自分のアイデアや行動計画をチームの他のメンバーと共有することは価値があります。そうすることで、チーム全員が納得し、同じ方向を向くことができます。問題を発見し、それに備えるために
- 問題を発見して備える：正直に言うと、製品開発にはリスクが伴います。製品開発戦略を策定することで、潜在的な脅威を特定できるだけでなく、それらに対処するための準備を整えることができます。
- 成功を定義し測定する：成功の意味は人それぞれです。あなたの成功の定義と、それを測定するための指標を見つける必要があります。
商品開発戦略の策定はどうすればいいか？
それでは、戦略を導くためのいくつかのヒントを見てみましょう。
1. 解決したい問題を把握する
製品を開発し、成功裏に発売するためには、まず解決したい問題を理解する必要があります。そのためには、詳細なリサーチが必要です。ソーシャルメディア、Googleアナリティクス、見込み客との対話、競合ソリューションの評判などを調べます。これだけです。あなたが下す全ての決定は、データに裏打ちされたものでなければなりません。
2.解決策を理解する
問題を特定したら、次は解決策を考えなければなりません。製品を開発するには、ターゲットユーザーの問題に効果的に取り組むために必要なすべての機能をリストアップする製品ロードマップを作成します。各機能は、機能性、ユーザビリティ、デザイラビリティのプリズムを通して決定してください。
3.名作をビジュアル化する
4つの段階を踏む必要があります。
- アイデア出し：コンセプト画やプロトタイプを作成し、潜在的な製品の長所と短所を素早く特定します。
- 証明する：フィードバックを集めることで、本当にビジネスケースがあることを確認する。重要なのは、適切なターゲットに焦点を当てることです。そうしないと、導き出される結論がすべて無意味なものになってしまう可能性があります。
- 磨きあげる：収集した情報をもとに、ユーザーのニーズを満たすために製品の改良を開始します。ユーザーエクスペリエンスを乱すだけの不要な機能はすべて削除します。
- 構築：いよいよ製品の構築を開始します。この段階での成功は、適切なチームを編成し、開発者とデザイナーが効果的に協力し合えるようにすることにかかっています。
4.成功の測定
製品開発戦略は、最初から決まっているわけではありません。製品のパフォーマンスに応じて、継続的に修正する必要があります。しかし、まず、成功とは何か、それをどのように測定するかを理解する必要があります。ダウンロード数なのか、NPSスコアなのか、はたまたリテンション率なのか。
効果的なプロトタイプを作るための実践すべき4つのヒント
製品開発の主なステージと、その戦略を立てるためのアプローチ方法がわかったところで、いよいよプロトタイプの作成にズームインしてみましょう。
ここでは、プロトタイピングを成功させるためのいくつかのヒントを紹介します。
下準備をする
プロトタイプ作成を進める前に、以下の質問に答えられるようにしておきましょう。
- プロトタイプの目的は何か？
- プロトタイプの目的は何か、ユーザー向けかステークホルダー向けか？
- プロトタイプをテストすることで、どのようにビジネス的な答えを導き出すことができるのか？
- ビジョンを実行するために必要なチームの構成とスキルは何か？
目標とビジョンが明確になったら、耐久性、美観、機能性のトライアングルに目を向けて、最優先事項を確認することをお勧めします。
プロトタイプを有効に活用するために、リアルタイムの更新やライブデータが必要だとわかっている場合「耐久性」を優先してください。
新機能や改良機能のテストが目的であれば、「機能性」を最優先してください。
それぞれ、ビジュアルやブランディングを評価するのであれば、「美学」に重点を置いてください。ただし、いきなり忠実度の高いプロトタイプを作るのではなく、次のポイントも押さえておきましょう。
ワイヤーフレームについて
しかし、Hi-Fiプロトタイプは、ユーザージャーニーや情報アーキテクチャなどのコンセプトを十分に検証した後に作成する必要があります。Lo-Fiプロトタイプは短時間で開発できるため、比較的短時間で多くのテスターを集めることができます。その結果、それぞれの機能やコンセプトがユーザーに理解されるだけでなく、彼らにとって魅力的であるかどうかを知ることができます。
ユーザーフィードバックの収集
プロトタイプをテストする方法には、アンケート、ライブセッションの録画、フォーカスグループなど、さまざまなものがあります。この段階では、正直さを大切にし、不快なことに慣れることが大切です。フィードバックを集めることで、製品の発売が遅れたり、ビジョン全体がひっくり返る可能性もありますが、最終的には、よりユーザー中心のソリューションに仕上げることができるはずです。
適切なツールを使用する
UXPin Mergeは、デザイナーと開発者の間の仲介役として機能します。Mergeテクノロジーにより、デザイナーは「ライブコード」コンポーネント（簡潔にいうと、開発者が製品用に既にコーディングしたソフトウェアの部分）を使用し、プロトタイプを作成することができます。
デザイナーは製品の最新バージョンを使用してデザインをさらに改善するため、デザインチームとソフトウェアチームは簡単にコラボレーションでき、プロジェクトの要件について話し合うことも可能です。
さて、ここまで開発者とデザイナーのコミュニケーションについて述べてきましたが、次のセクションでは、このトピックにもう少し焦点を当てる価値があると思います。
効果的な製品開発チームを作るには？
製品開発チームを作る際に注目すべきは、「採用」「リーダーシップ」「社内プロセス」「キャリアアップ」の4点です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
採用
成功するかどうかは、採用するチームに大きく左右されます。ここでは、いくつかのポイントをご紹介します。
- ソフトスキル、ハードスキルの両方を備えた人材を採用する。
- スキルの棚卸し ー 持っているスキル、不足しているスキルを明確にする。
- 適切なスキル評価方法を選択する。
- 積極的に行動する ー 優秀な人材がやってくることを期待せず、他の誰かがやってくる前に、まず手を差し伸べること。
リーダーシップ
開発チームの能力を最大限に発揮させるために、リーダーは重要な役割を担っています。革新的な文化を築くだけでなく、組織全体の方向性を示し、全員が一つの目標に向かって努力することを保証する責任者です。優れたリーダーは、人材に成長の余地を与え、彼らが自ら決断することを信頼し、マイクロマネジメントをしないようにします。
社内プロセス
スムーズな連携を実現するためには、適切な社内プロセスを構築することが必要です。ここでは、注意すべき点をいくつかご紹介します。
- 適切なチーム構造の選択：集中型、埋め込み型、柔軟な構造から選択することができます。次のセクションで、それぞれについて詳しく説明します。
- 開発者とデザイナーのコラボレーションを促進するために適切なツールを使用する：ブレーンストーミングセッションを促進するためにMiroを検討し、製品のプロトタイピングをスムーズにするためにUXPin Mergeを利用することができます。
- 製品概要の作成：プロジェクトに参加する全員が、自分に何が求められているのかを知るために、プロジェクト概要を作成し、仕事の範囲を定義しておくとよいでしょう。
定期的なミーティングを設定する – 進捗状況を確認し、全員が同じ考えを持っていることを確認する最善の方法は、定期的にミーティングを行うことです。毎日のミーティング、1対1のミーティング、チームミーティングを実施しましょう。
キャリアアップ
せっかく採用したのですから、従業員のモチベーションを維持するために、成長の機会を与える必要があります。そのためには、キャリアパスの設計が必要です。誰もがチームリーダーになりたいわけではないので、従業員の希望に沿ったキャリアパスを設定しましょう。誰もがチームリーダーになりたいわけではないので、横方向のキャリアパスも用意することをお勧めします。
さて、チームの作り方がわかったところで、組織におけるもうひとつの重要な問題を以下でご説明します：
デザインチームと開発チームの間にあるサイロをなくすには？
デザイナーがソフトウェア開発者とどのようにコミュニケーションをとるかは、製品開発チームの体制に大きく依存します。4つの主要な構造があります。
- 中央集権型
デザイナーは、同じマネージャーの下で多くのプロジェクトを担当し、そのマネージャー自身はUXまたはデザイン・ディレクターに報告します。この構造は、製品ビジョンの一貫性を保つには適していますが、ロードマップの実行に関しては遅くなる傾向があります。
- 組み込み型
開発者、デザイナー、QAなど、異なる部門のメンバーが同じプロジェクトに参加するクロスファンクショナルなチームです。このモデルは、異なる分野の社員が共通の目的意識を持つことができるため、人気があります。
- 柔軟性
各メンバーは直属の上司（例えばデザインチームリーダー）に報告しますが、日常的にはプロジェクトマネージャーと協働します。そのため、上司に伝えるべき話題と、プロジェクトマネージャーに伝えるべき話題を躊躇してしまい、業務に支障をきたす可能性があります。
- 契約社員
契約チームは、外部のコントリビューターで構成され、プロジェクトを監督する特定の社内従業員に報告します。これらの人々は互いに連絡を取り合うかもしれませんが、最終的に決定するのはプロジェクトリーダーです。
このように、ある種のモデルは他のモデルよりもサイロ化しやすいと言えます。しかし、どのようなモデルであっても、チーム間の適切なコラボレーションを実現するためのヒントがあります。それは、次のようなものです：
- 自分のチームがどの設定に最も近いかを判断する
デザイナーの人数や、デザイナーと開発者とのタスクのやり取りの頻度といった、現在の構造で上手くいっているところと、改善が必要なところを考えてみましょう。現状に疑問を持つことを恐れず、プロジェクト構造の再編成を検討しましょう。
- デザイナーの発言権を確保する
通常、開発者はプロジェクトにおいてデザイナーよりも数が多いです（PayPalのケース同様）。その結果、デザイナーの意見はチーム内に強く響かないかもしれません。長い目で見れば、これはサイロ化を招くだけでなく、ユーザー中心主義を後景に押しやられてしまいます。これは製品にとって致命的なことです。リーダーは、たとえ一人のメンバーであっても、すべての視点を支持すべきなのです。
- デザイナーに適切なツールを提供する
開発者と効果的にコラボレーションするためには、デザイナーがUX、UI、プロトタイピングツールを使って、技術者チームメンバーとの共通認識を見出すことが重要です。UXPin Mergeは、GitやStorybookからインポートした実際のコードコンポーネントをデザイナーが使用できるようにするため、ここで驚くほど効果を発揮するのです。これにより、少なくとも2つの利点が生まれます。
デザイナーがゼロからビジュアルを作成する必要がなくなるので、デザイン作業のスピードアップにつながります。
開発者が開発したコードに基づいたビジュアルであるため、開発者の親近感が増す。
このテーマについてさらに詳しく知りたい方は、製品開発とデザインのコラボレーションに関する記事をご覧ください。
製品開発における課題トップ3とその克服法
製品開発とデザインは難しいものです。そこで、私たちはビジネスの専門家に話を聞き、彼らが直面した問題を共有することにしました。以下は、彼らのコメントです。
CondoblackbookのSep Niakan氏は、顧客のペインポイントを特定することは、製品開発中に直面した課題であると述べています。彼は、製品の目標はターゲットオーディエンスのニーズを中心に据えるべきであると考えています。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、多くの企業がその逆、つまり製品発売後に市場調査を行うことは逆効果で、コストもかかるとSep氏は主張しています。製品テストは開発プロセスの早い段階で行うべきであり、製品発売で終わるべきではないのです。
imgkitsのRobert Johansson氏は、目先の製品要求と長期的なビジネス目標のバランスを取ることに苦労しています。彼は、長期的な目標を達成するために、初期製品開発にどの程度の投資を行うべきかを決定することが問題であると述べています。このため、彼は市場調査とプロトタイプ作成を省略しないよう勧めています。
Creative Navy UX Agencyのシニアデザイナー、マイケル・ヴァルガ氏は、もうひとつの共通した課題として、製品を継続的に適応させる必要性を指摘しました。ヴァルガ氏によると、チームは時に製品ビジョンに疑問を投げかけるようなインサイトを発見することがあると言います。しかし、それを無視して当初のプランに固執するのは、いかがなものかと彼は言います。デザインプロセスは、システマティックである反面、不確実性が伴うことを認識することが重要です。成功した製品であれば、何度も改良を重ねた時間を取り戻すことができるのです。
製品開発・デザイン 〜デザインワークフローと業務の改善〜
DesignOpsは、効果的な製品開発のための重要な要素です。プロセス、人材、テクノロジーを改善することで、製品設計を向上させ、より多くのビジネス価値を生み出すことができるのです。
デザインのワークフローやオペレーションを充実させるためには？
ここでは、デザイン業務を改善するためのヒントをいくつかご紹介します。
- デザイナーは自分の得意なデザインに集中する
デザイナーが、UXリサーチ、デザインアーキテクチャの作成、UXライティングなど、様々な業務を行っているのをよく見かけます。予算が限られている中小企業では、このようなシナリオもやむを得ないかもしれませんが、避けた方が良いでしょう。デザイナーには、デザイン業務に専念するための十分な時間と精神的なゆとりを与えるべきでしょう。
- 良いコラボレーションルーチンを考え出す
デザインのワークフローを改善するためには、デザイナーと開発者のコラボレーションを円滑にする必要があります。そのためには、週1回のミーティングや日々の立ち上げなど、チームメンバー全員が同じ方向を向いて仕事ができるようなコラボレーション体制を整えることが必要です。
- 同じ目標に向かう
会社の目標を明確に伝える – 製品開発チームは、自分たちがどのような目標に向かって仕事をしているのか、その達成にどのように貢献できるのかを知らなければなりません。すべてを文書化するのが一番です。OKRの方法論に従うことで、プロセス全体がより透明化され、実行しやすくなります。
- 適切なツールを使用する
適切なツールスタックにアクセスすることなく、仕事をうまくこなし、効果的にコラボレーションすることは困難です。UXPinは、あなたのリストに加える価値のあるツールのひとつです。デザイナーが実際のコードで作られた要素で直接デザインできるため、プロトタイピングに費やす時間が大幅に短縮されます。ツールについては、次のセクションで詳しく説明します。
デザインのワークフローと操作性を高めることに特化した記事はこちらです。ぜひご一読ください。
使う価値のある製品開発ツールとは？3つのトップカテゴリー
このガイドでは、製品を成功させるために使用する価値のあるいくつかのツールについてすでに述べてきました。ここでは、それらを3つの主要なカテゴリーに分類したいと思います。
これらは：
- UX、UIデザイン、プロトタイピング：これらのツールは、コンセプトをビジュアルに変換することができます。UXデザインツールでは、ワークフローやレイアウトを評価できますが、UIプロトタイピングソフトウェアでは、ブランディング、インタラクティブ性、より洗練されたデザインコンセプトをテストすることができます。UXPin Mergeなどの一部のツールでは、デザインにコードコンポーネント（製品のライブコード）を使用することができます。これは、最終製品の完全な一貫性を維持するために大いに役立ちます。
- 製品テストとフィードバック収集：アンケートやユーザビリティテスト、ライブセッションの記録や製品分析など、製品のフィードバックを収集できるツールは数多くあります。最終的には、収集したインサイトによって、発売前も発売後も製品を継続的に改良することができます。
- コミュニケーションとコラボレーション：プロジェクトを成功させる鍵は、透明性と適切なチームワークにもあります。コミュニケーターからカンバンボード、高度なワークフロー計画ソフトウェアまで、使用すべきソフトウェアは数種類あります。
市販のツールについて詳しく知りたい方は、「製品開発用ソフトウェアのおすすめトップ10」をご覧ください。
製品開発の進め方 〜まとめ〜
このガイドで説明したように、製品開発は複雑なプロセスですが、アプローチ方法を知っていれば難しいことではありません 商品開発の旅に出るのが楽しみになったのではないでしょうか。チームワークを促進し、デジタル製品を成功に導く方法をお探しでしたら、ぜひUXPin Mergeをお試しください。
