インタラクティブなプロトタイピングを導く – 変数と条件付きインタラクション –

最初に

UXPinでは、変数を使って情報を保存・移行、条件付きのインタラクションの追加ができるようになりました。プロトタイピングが、今まで以上にさらにインタラクティブになりました。 これらの新機能により、実際にコード化されたアプリケーションにぐっと近づくことが可能になりました。 特にユーザーテストの際に大変便利になります。

この記事では、UXPinの2つの新機能についてや、それらの機能のつながりをご紹介します。

各新機能のご紹介

変数

変数によって、いくつかの要素がページ中に分散している場合でも、互いに「通信」することができます。 このデータは、プロトタイプを通してクリックしてもページ間で保持されます。 つまり、とあるページで変数の値を設定してから、まったく別のページでその値に基づいた実行をすることができるのです。

変数を使用すれば、プロトタイプにおける要素の間での関係を構築できます。これをするには、組み合わせたい要素に同じ変数を設定するだけです。 たとえば、入力でユーザーデータを収集するには、プロトタイプの別の部分のメッセージで「ユーザーネーム」を使用すればいいのです。

条件付インタラクション

条件付きインタラクションによって、プロトタイプに論理レイヤーが付きます。これは、ほんの一握りのプロトタイピングツールにだけ備わった特徴的で非常に素晴らしい機能です。 そして、UXPinはその数少ないツールのうちの1つなのです。 条件付きインタラクションにより、条件が満たされた場合にのみインタラクションが発生するルールを設定することができます。

新機能を使うタイミング

  • 名前などの情報を収集し、それを別のページに移して挨拶メッセージの一部として表示する時
  • ユーザーが入力したデータを簡単に保存し、プロトタイプの要素やページ間で再利用する時
  • プロトタイプのコンテンツと動作をユーザーテストのさまざまなシナリオに合わせて調整する時

取り入れた理由

  • プロトタイプをより最終製品に近いかたちにし、ユーザーによるデータまたはアクションを操作しているように感じさせるため(特にユーザーテストの場合)
  • プロトタイプはより動的になり、一般的ではなくなるため。
  • ソリューションが実際にどのように機能するかを(例えば開発者に)示すのがはるかに簡単になるため。
  • さまざまなユースケースに合わせて構成しなおす必要がないため、より柔軟なプロトタイプを作成し、作成にかかる時間を大幅に節約できるため。

最後に

UXPinを使用されている場合、これはすべてアカウント(Web・デスクトップ両方)に既に存在します。まだUXPinを使っていない方は、今回ご紹介した変数と条件付インタラクションを試してみませんか?

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